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投票ありがとうございます!

12月16日に興味本位で設置したアンケートですが、
「こいつ何やってんだ?」くらいの勢いで呆れられるのでは?
…と思っていたのに、
アンケートに答えて下さった方、更にコメントまで下さった方もいまして、
今は感謝の気持ちでいっぱいです!!
アンケートに答えて下さった皆様、本当にありがとうございました!!

何気にテイルズ学園にも1票入っていて、凄く嬉しかったです(*^^*)
更新を待っていて下さっている方がいるなんて…幸せです!!
投票して下さったあなたの為にも、頑張って続きを書きますので!
見捨てずにお待ち頂けると嬉しいです!!

アンケート枠内の「投票結果」をクリックして頂ければ、
どなたでも投票結果が閲覧できるようになっているのですが、
ご覧の通り、現時点(20日夜9時30分頃)で、
the meaning of RE-birthが一番得票数が多いようですので、
今回は、↑の第6話を更新させて頂きます(^O^)
(ちょうど更新できる準備も整っていましたので…(^^ゞ)
こちらに投票&コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました!
明日くらいには更新できてる…と思います<(_ _)>

ちなみにですが。

投票結果に関係なく、他拙作の続きも更新していきますので、
今回更新しなかったからと言って、
他は全く更新しないという訳ではありません(^v^)
(Royal Icing の方に投票&コメント下さった皆様のお気持ち、
ありがたく受けさせて頂いてます!!)

ただ…ちょっと年末年始の多忙(=忘年会&大掃除&年賀状書き)ゆえ、
全てを以前のペースでは更新できなくなってきましたので、
「だったら、どれを一番先に更新したら良いのか、
訪問者の皆様に聞いてみよう!!」
…という単純な思い付きから始まっただけですので(・_・;)

個人的な事情で申し訳ないのですが、
ご理解頂けると嬉しいです<(_ _)>

アンケートはこのまま設置しておきます。
次回更新の参考にさせて頂きますので、
「仕方ないわね!今回だけはアンタに付き合ってあげるわよ!」
とお思い下さった方(ツンデレ希望)は、
ポチッと投票して頂ければ、嬉しく思います(*^_^*)


~お詫びと感謝~

「CROSSOVER長編の新作」に投票して下さった皆様、
本当にありがとうございました!!
まさか、ここに投票があるとは予想もしていなかったので、
驚きましたが、凄く凄く嬉しかったです!!
『投票して下さった方は、
「君が笑って生きていたのなら」を想定して投票してくれたのではないか』
と勝手に想像しております。

こちらはすぐに更新できないのですが、
『試し読み』を「つづきをよむ」から先に置かせて頂きました。

実はこれ、
エイプリルフールの日に、mixiのマイミクに向けて書いた日記で、
私が初めて書いたゆりるく小説です(笑)

実際の「君が笑って生きていたのなら」は、
ユーリ一人称とルーク一人称で進むのですが、
こちらは、三人称形になっております。
「君が笑って生きていたのなら」の第1話のプロトタイプのようなモノです。
これを書いた頃はTOV未プレイだったので、
色々と間違っている所があるとは思いますが、
笑って見逃して頂ければ…と願います<(_ _)>


皆様、アンケートへの投票、本当にありがとうございました!!
これからも宜しくお願い致します!!












るくinV(「君が笑って生きていたのなら」試し読みバージョン)




※※序:METEOR


月明かりを頼りに、
一人の青年が家路を急ぐでもなく、のんびりと歩いていた。

夜の闇のように黒い髪、
身に纏う服も、殆ど黒一色の青年。

「おーい、ユーリ、今帰りかー?」

下町の知り合いに声をかけられ、片手を上げて応える。

「あんま女を泣かせんじゃねぇぞ、色男」

「うっせー、勝手に言ってろ」

青年の名は、ユーリ・ローウェル。
下町である意味有名なユーリは、
こうして歩いていれば、多くの知り合いに声をかけられる。

元は騎士であり、見目も良い方だが、
今は(騎士団から見れば)下町のゴロツキの一人だ。

ユーリ本人にその自覚がありながらも、
素行を改める気がないのだから、
騎士である友人などは、事ある毎に彼に文句を言っている。


「……何だ?」

左腕につけた武醒魔導器が光を発したかと思うと、
暫く明滅を繰り返した。

壊れたか?とユーリは一瞬焦ったが、
光が収まった後は何事もなかったかのように静かになる。

「……?」

何か予感のようなものがした、と言った所なのかもしれない。

ユーリは不意に感じた予感に従い、夜空を見上げた。

「何だありゃ…!?」

見えたのは、ほんの一瞬。
赤いほうき星が、遠くの丘の向こうに落ちたようだ。

「…すげぇな」

驚いたのは確かだが、
それ以上の感想を、ユーリは持たなかった。
遠くの丘の向こうは、結界の外。
ユーリには、関係のない世界の話だ。
少なくともユーリ自身はそう思っていた。この時は。


腕につけた魔導器に異常がないかどうか再度確認した後、
「…早くうちに戻って寝るとするか」
などと呟いて、静けさを取り戻した夜道を歩き始めた。



翌朝、
深夜の流星の件で、
騎士団が騒がしかったらしいと噂には聞いたが、
「ご苦労様なこった」とだけ噂話に応えた後、
何か甘い物が食べたいと、さっさと思考を切り換えた。



ユーリの運命を大きく動かす星が、世界に投げ入れられた。


その事に気付く者など、誰一人としていなかったが。




※※※※※





※※第1話:SHINE



流星が落ちた影響だったのかは定かではないが、
下町の水道魔導器が壊れたのは、一ヶ月前。

皆でなけなしの金をかき集めて修理に出した…筈が、
再び壊れてしまい、
修理を請け負った魔導士…、
しかもユーリの嫌いな貴族の屋敷に不法侵入した所、
騎士団に捕縛され、城の地下牢に投げ込まれたのが、今朝。

隣の牢にいた怪しいおっさんと言葉をかわし、
釈放されたおっさんから牢屋の鍵を貰ったのが、少し前。

鍵を使って脱獄し、警備中の騎士を昏倒させたのが、直前。



そして、今。


ユーリは、女神像の足元に倒れている子供を見つけ、
どうしたもんかね、と呟いていた。

僅かに子供の肩が上下している様子を見れば、
死んでいないという事だけは分かる。

今まで見た事もない夕陽に似た朱色の長い髪。
毛先は朱の色が透けて、金色に輝いて見えた。
その不思議な色合いを例えるならば、焔。

一目見て騎士ではないと思っていたが、一体何者なのか。

近寄って、子供の着ている服に触れれば、
触り心地だけで、それが貴族の服のように上質のものだと分かる。

「貴族の子供が、なんで、こんな所に…?」

そう呟いた瞬間、
不意に沸き上がる嫌悪感に、ユーリは眉をひそめた。

下町の皆を虐げる貴族の横暴さには、
毎度の事ながら、怒りしか沸かない。
子供に罪はないが、
それでも、自然と沸き上がる嫌悪感は抑え難かった。

顔を隠していた前髪を指先で払えば、
端正な顔が明かになり、ユーリは思わず息をのむ。
子供の寝顔は、幼子のようにあどけなかった。

ユーリが目を離せないでいると、
子供の瞼が僅かに痙攣し、眉がひそめられる。

「…ん……」

目が覚めたか? ここで騒がれたら少々やっかいだな。

そんな事を考えながらユーリが子供の動きを観察していると、
ゆっくりと子供の瞼が上がり、
隠されていた翡翠色の瞳が、現れた。

虚ろな子供の視線に捕らえられ、ユーリは言葉を失う。

「…、……、……」

「何だって?」

子供の声が聞き取れずユーリが顔を近付けると、
すがるように延ばされた手に、捕まった。

「…ここ、から…出し…て……、」

「おい…?」

「……帰…り、たい…」

ここから出して? 帰りたい?
ユーリは、その言葉を頭の中で反芻する。

もしかして、城に捕らえられてるのか?
こんな子供が? しかも貴族の…?

疑問は解消できなかったが、
悠長に考えている時間はない。
しかも、このまま放っていく事は出来ないと思うと、
する事は一つだった。

「おいっ、ここから本当に出たいなら、起きろ」

軽く頬を叩いてやると、

「…んぁ?」

ようやく意識がハッキリしてきたのか、
子供は起き上がって、戸惑いを残したままユーリを見上げる。

「……だ、誰だ? 騎士…じゃねぇよな…?」

「俺は、…まぁ、脱獄囚と言った所か?」

「脱獄…? お前、罪人なのか?」

子供の直球な質問に、ユーリは思わず苦笑した。

「それより、お前は、どうしたい?
俺はここから脱獄するつもりだが?」

「お、俺もここから出たいっ! 一緒に連れて行ってくれ!!」

迷う事なく即答した子供の必死な表情を見て、
やはり何かあるな、とユーリは一瞬だけ考えたが、
それを問い質す気はなかった。

「…いいぜ。旅は道連れって言うしな。
ただし、自分の身は自分で守れよ? 戦えるんだろ?」

ユーリの視線が、
子供の腰にある横一文字に佩かれた剣へと動く。

「…あぁ、分かってる!」

子供は確かに頷いて剣の柄を握り締めた。
それを見てユーリは苦笑を深め、
ぽんぽん、と少年の頭を軽く叩く。

「ま、出来る限りフォローはしてやるから、そう力むな」

「へ…? あ、う、うん…」

何故か戸惑うように応える子供を見て、
ユーリは思わず眉をひそめたが、
まぁ、いいか。とさっさと思考を切り換えた。

「じゃあ、行くとしますか」

手を貸すと、子供は僅かにふらつきながらも立ち上がる。
おいおい大丈夫かよ、とユーリは思ったが、
しっかりと立った子供の様子を確認した時、

階上から言い争う声が聞こえ、顔を上げた。

「ったく、次から次へと、飽きさせてくれねぇな…!」

どこか楽しそうな音を含んだ声に、
ユーリ自身驚きながらも、

「他にも捕まってるヤツがいるなら助けねぇと!」

朱毛の少年の言葉に頷いた。

直ぐさま少年が駆け出す。

なんだ、思ったよりも元気だな。
などとユーリは追いかけながら考えていたが、
ふと、ある事に気付いて、
階段を勢い良く駆け上がる少年に声をかけた。

「俺はユーリ・ローウェルってんだ。お前さん、名前は?」

「俺は、ルーク!」

少年は視線をユーリのいる背後に向ける。

「ルーク・フォン・ファブレだ! よろしくな、ユーリ!」

御大層なお名前で。
…と心の中だけで呟いて。

太陽のように明るく笑う少年の顔から視線を反らし、
いつの間にか最初に覚えた嫌悪感が消えている事に、
ユーリは内心、驚いていた。



運命の星が、軌道を変え、大きく動き始めた瞬間だった。





※※※※※
以上、試し読みバージョンでした(笑)
ご覧頂きまして、誠にありがとうございました!
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